「ゆうえる」ワンエピソード:2014年1月

ベランダの踏み台付き手すりを特注作成した結果

2014/01/20

脊髄小脳変性症で、手すりがないと歩行が困難であり転倒の危険性がありました。
それでも『洗濯物は自分で干したい』とのことで、ベランダに出られます。

 

以前はすのこを置いておられましたが手がかりがなく、まだまだ不安なご様子。

ビフォー.jpg

 

すのこは少し奥へ移動させて、ここからが特注スタンバーの出番となります。 

ベランダへ出るところに1段小さな段差があります。コレが厄介で、踏み外しの原因になります。


今回は踏み台部分を段差の高さに合わせ、段差の解消にもなりスムーズな移動が可能となりました。

アフター.jpg

 

ご本人様、景色も不安なくシッカリと一望できて満足されています。

眺め.jpg


「これでもうこけられない」と笑っていただきました。


常識にとらわれない手すりの取り付け

2014/01/07

玄関に住宅改修で縦手すりが取り付けてあったのですが、「手すりが届かない」という訴えで、ご相談をいただきました。

 

様々な方法があるなかで常識に囚われることは残念な結果になることもありますよね。ご利用者様の動作を安全に促すことができるよう、結果に結びつけることが大事です。

 

そこでご本人と相談し、手すりに手すりを取り付けることにしました。

手すりに手すり.jpg

 

18センチも前に出して、ようやく手が届く距離になり、立ち座り動作を安全に促すことが可能となります。

手すりに手すり2.jpg


 

手すりに手すりをとりつけたので、私達はこれを「親子手すり」と呼ぶことにしました。 


何処も彼処もできることではないのですが、上手くいったケースとしてご紹介。もちろん強度には問題ないのでご安心を。

 

 

そしてこの方は室内でも一本杖を活用されているということでした。片手で杖を持ち、もう片手で手すりを使って移動する、よくある光景です。しかし杖って置き場に困ることがありますよね。

床に置いてしまうと取りにくい、立てかけていると倒れてしまったり...。


いつも座っておられるイスの近くにちょうど棚がありましたので、立ち上がってからすぐに手に取れるように杖ホルダーを取り付けしました。

杖ホルダー.jpg


杖ホルダー2.jpg


ちょっとしたことで生活は便利に変わるものです。

 



もう悩まない!車いすの空気圧の確認と調整方法

2014/01/06

車いすを利用されている方はご存知の方も多と思いますが、タイヤの空気圧の調整はどのようにすべきかご存じですか?


空気式のタイヤは気づかないうちに少しずつ抜けていってしまいます。特に冬場は温度が下がり圧力が低下しているため、使用する前に空気量をチェックする必要があります

 

多くの車いすに採用されている駐車用ブレーキであるトグル式ブレーキはタイヤの空気圧が減るとブレーキがかからなくなるため大変危険です。

ブレーキ.JPG

 


空気量が適正でないとこんなに危険!

空気量が多すぎると、破裂や劣化しやすくなり、乗車者への振動が伝わりやすくなり不快になるため入れ過ぎは注意しましょう。


空気量が少ないと、乗り心地の悪さがでてきたり、スリップしやすくなったり、操作が重くなることで転倒の可能性があります。

 

 


タイヤの寿命は溝がなくなるまでではない!

以前杖先ゴムの交換時期を見極めるでもご紹介したようにタイヤも同様、ゴムのしなやかさがなくなると交換時期になります。タイヤのひび割れなどがあるとこちらもスリップの原因となります。

(車いす前輪のキャスターも同様のことが言えるので注意しましょう)

 

 


さあ空気を入れよう!とはいっても...。

空気入れは力を使います。道具があっても家族の方や誰かチェックしてくれる方がいれば問題ないですが、専門的なことは任せた方が良いのでは?とお考えの方も多いことでしょう。


ゆうえる千里ショップは空気圧調整や虫ゴム交換をその場で行います。

もちろん車いす修理も承ります。お気軽にご相談ください。

 

調整中.JPG

 

たったこれだけ?めちゃ簡単!空気量の確認

タイヤをこのように指で横から摘んで弾力がすこし残る程度で調整します。

もちろん計測器が付いている場合は指示にしたがって圧力を調整してください。

硬さ確認.JPG


空気を入れる時の注意点

空気入れは、タイヤが破裂するまで入り続けるので注意。

空気圧はタイヤのサイドに表示があり、サイズごとにJISで規定されています。


管理頻度は下記のバルブの形式や利用者体重や利用頻度によって異なります。



調整バルブの豆知識

 タイヤの空気を注入する部分には大きく分けて3種類あります。


①英式バルブ(虫ゴムの劣化に左右されやすい。2週間程度の定期的な空気点検が必要になります)

英式バルブ.jpg

 

②米式バルブ(空気圧は維持しやすく管理しやすい)

米式バルブ.jpg

 

③仏式バルブ(車いすではあまり見かけないタイプ)

米式タイプに専用のソケットを取り付けます。

仏式バルブ.jpg


ホームセンターなどでもすべての形に使用できるタイプの空気入れ(ポンプ)が売られています。

空気入れ.JPG


年末年始に旅行など外出利用された方もお多いのではないかと思いますので、こまめなチェックをおすすめします。